観葉植物の育て方

パーセノシッサス・シュガーバインの育て方 水やりや置き場所|花言葉や風水について

パーセノシッサス・シュガーバインは、小さな葉が5枚、花のように並んでいるのが可愛らしい印象のインテリアグリーンです。

オランダでの品種改良されたパーセノシッサスの交配種で丈夫なこともあり人気の植物です。

シュガーは砂糖、バインはつる性植物のことを指しいて、シュガーは葉の裏の白くて甘い樹液が由縁となっています。

品種改良をして丈夫といってもどうやって育てるのでしょうか。

今回は、パーセノシッサス・シュガーバインについて、その魅力や育て方をご紹介します。

パーセノシッサス・シュガーバインついての詳細

パーセノシッサス・シュガーバインは常緑の植物ですが、3~6月頃ごく稀に2mmほどの花びらが重なってボールのような花を咲かせることがあります。

また、つるが長く伸びていくので、上から下に垂らして飾るなど置き方もアレンジして楽しむことができます。

原産地:オランダ
学名:Parthenocissus sugarvine
ブドウ科、
属名パルテノキッスス属

育つ環境

パーセノシッサス・シュガーバインは、稀に花を咲かせますが葉を楽しむ植物です。

耐陰性がありますが、基本的には日光を好みます。

室内で育てる場合

間接的に日差しが差し込む窓際や、風通しのよい場所に置きましょう。

日光を好みますが、直射日光に当たると葉焼けしてしまうのでレースカーテン越しなどの明るい場所が適しています。

耐陰性もあるので明るい室内であれば大丈夫です。

また、室内でも風通しのいい場所に置くようにしましょう。

風通しがあまりない場所だと、成長もなかなかできなく、また土が蒸れやすくなり害虫発生の原因となります。

サーキュレーターなどで風を起こしてあげるのもおすすめです。

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室外で育てる場合

春から秋の暖かい季節に限り、風通しがよく明るい日陰の場所を選んで置きましょう。

日光を好みますが、直射日光に当たると葉焼けしてしまうので注意が必要です。

置く場所が長時間直射日光に当たるようでしたら遮光ネットを使って日陰を作ってあげてもいいでしょう

育て方

比較的に丈夫で育てやすいパーセノシッサス・シュガーバインですが、どのように育てるのでしょうか。

明るさと温度

耐陰性にも優れていますが、明るい場所を好みます。

もし、室内で明るさが保てない場合は、植物育成用のLEDライトを使って光量を補ってあげましょう

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最低気温が0℃を下回るようなら、室内の暖かいところに移動させましょう。

水やり

土の表面が乾いたら、たっぷり水をあげましょう。

土が湿っているあいだに水やりをしてしまうと、根が腐ってしまうので注意しましょう。

受け皿や鉢カバーに水が溜まっていたら捨てます。

夏の暑い時期は時々葉水を与えると、病害虫予防にもなります。

秋になり、気温が20℃を下回る日が出て来たら、耐寒性をつけるために水やりの頻度を減らしていきます。

冬は、やや乾燥気味に管理するといいでしょう。

肥料

生育期である4~10月頃に観葉植物用の液肥を2週間に1回程度施す程度で問題ありません。

水はけのよい土がいいですね。

家で土から作る場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土4:ピートモス1の割合で混ぜて土を作ります。

また、個人的な考えですが

市販の観葉植物専用の土は細かく配合してあるので市販の土で植えても問題ありませんが

市販の配合土のだと、水はけがあまりよくない印象なので

【市販の配合土】+【赤玉土と鹿沼土を半々にした土】を半々で

配合するようにしています。

そうすると、水はけがよくなります、ただ早めに乾燥するのでできればこまめに土の乾き具合を確認するようにしましょう

季節ごとの管理と注意点

春・夏(4~9月)

室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。

カーテン越しの窓際でよく日光浴をさせると元気に育ちます。

室外で管理の場合、春は少し遮光をしておくと葉の色がきれいなグリーンになります。

夏は、室外管理には向きません。

直射日光を避け、室内管理を心がけましょう。

秋・冬(10~3月)

室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。

耐陰性に優れているといっても、気温は最低0度を下回らないようにしてください。

水やりは春夏のようにあげると根枯れすることがあるので、やや乾燥気味で管理しましょう。

室外に出す場合、秋は春と同じように管理します。

冬は、室内で越冬させます。

もし、室外に出す場合は霜が当たらないように注意しましょう。

植替え方法と枯れる主な原因と対策

植替えについて

基本的に地植えより鉢植えで育てます。

大体、2年に1回を目安に鉢の下から根が出てきていたら、根詰まりしているので植替えをしましょう。

時期としては、5月〜6月頃に植替えを行うといいでしょう。

今より一回り大きい鉢を準備し、新しい土を使って植付けましょう。

このとき、根が細いので傷つけないよう注意が必要です。

パーセノシッサス・シュガーバインが枯れる原因と対策

夏に枯れた場合は、直射日光に当たっている可能性があるので

風通しがよくレースカーテンなどで遮光された明るい場所に移動させましょう。

葉が落ちてしまう場合は、水切れ、栄養不足、日照不足、直射日光、夏場の閉め切った室内での高温多湿による蒸れ枯れ、肥料の与えすぎが考えられます。

1つづつ心当たりがあるもの確認して、対処をしていきましょう。

葉がしわしわになってきた場合は、水切れが原因です。

こうなってしまうと、葉が再生することはほとんどなくポロポロと全て落ちて枯れてしまいます。

水切れには注意しましょう。

反対に、水をやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。

害虫対策

パーセノシッサス・シュガーバインは、ハダニやカイガラムシ、アブラムシ、ナメクジなどがつくことがあります。

枯れ葉や密集した葉やつるをこまめに取り除き、風通しをよくして日ごろから害虫対策をしておきましょう。

こういった害虫は、葉の裏に付くことが多いので小まめに葉の裏をチェックしておきます。

また、葉水をすると虫がつきにくくなります。

もし、発生しているのを見つけたら薬剤散布するなどして除去しましょう。

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パーセノシッサス・シュガーバインの増やし方

パーセノシッサス・シュガーバインは、挿し木や水挿しなどで増やすことができます。

挿し木の場合

挿し木は、生育期である4月〜6月頃、もしくは9月〜10月下旬頃が適期です。

手順は簡単です。
1. 葉が青々として元気そうな茎を6~7cm程度の長さに切り取ります。
2. 根元に近い葉を取り除きます。
3. 枝を土に挿しましょう。
4. 挿し木用の土、または赤玉土など栄養分の少ない土に挿します。
5. 明るい日陰で乾燥しないように気を付けながら管理します。
6. 1か月ほどで発根し、育ちます。
7. 発根後は観葉植物専用土に植え替えて完成。

水挿しの場合

1. グラスやビンに水を入れる。
2. 切りとったツタを準備したグラスやビンに挿し、毎日水を入れ替えて発根するのを待つ。
3. 発根後、充分に根が生長したら土に植替える。
4. 挿し木用の土、または赤玉土など栄養分の少ない土に挿します。
5.しばらくは土を湿った状態で維持しましょう。

花言葉

パーセノシッサス・シュガーバインには「健やか」という花言葉があります。
見た目は可愛らしいけど耐陰性や耐寒性があり

意外と強い性質も持ち合わせていることから「健やか」という花言葉がつけられています。

風水

部屋に飾ると運気が上がり、イライラ解消のリラックス効果もあるようです。

風水では白い陶器にパワーがあるとされています。

陰の気がたまるともいわれるトイレやお風呂などの水回りに、白い陶器にいれたパーセノシッサス・シュガーバインを飾ると中和効果もあるようです。

みなさんも、白い陶器とパーセノシッサス・シュガーバインで運気を上げてみませんか?

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