育てていた観葉植物が急に元気がなくなってきた!枯れてきたと思ったら
原因の一つに害虫による被害が考えられます。
害虫を観葉植物から守るためにはどうすればいいのか?
虫が発生してしまった場合の対処方法をご紹介いたします
虫が発生する原因は?
1,観葉植物などを購入した時から、葉や土の中に寄生していた
2,人の室内への出入りで、モノや衣服についていたものが侵入し、観葉植物に寄生
3,窓を開けているときに風で飛ばされたりして侵入、それが観葉植物に寄生した
その他、様々な原因があり、侵入を防ぐということは、難しい問題です
観葉植物などを育てていく中で寄生しないように予防することを意識することが大切です。
予防するためのに注意することはそんなに難しいことではないです。
もし害虫が寄生した場合は、早めに駆除して、元気に植物を育てていけるように、防虫対策、もしくは寄生してしまった場合の害虫の駆除方法を記載いたします。
日々、植物を育てる過程で未然に防ぐには
水をやりすぎていませんか?
土が乾いているか確認せずに、湿っている状態で水やりをすると、土が腐ってしまいます。
さらに観葉植物の根も腐っていき、観葉植物が体調を崩して最後には枯れてしまいます。
ですが、コバエなどの、害虫が発生する原因となります。
水やりは、土を手で触って、乾いているのを確認してから水やりをしてください。
室内で水やりをする際は、受け皿に水がたまった状態のままにすると、同様に根腐れと土が腐る原因となります。
受け皿に水がたまっていたら、必ず捨てるようにしてください。
乾燥を防いであげましょう
乾燥していると、観葉植物の葉に害虫がつきやすくなります。
未然に防ぐためには、1日に1回から2回以上の霧吹きを全体にしてあげることで、虫の発生を防ぐことが出来ます。
霧吹きをするときには、葉の裏に害虫がつく場合がありますので葉の裏にもしてあげてください。
風通しを良くしてあげましょう
室内の、密閉された空間や、葉が多い茂って、密集していたり重なりあったりしていると
蒸れてしまい虫が発生する原因となってしまいます。
なるべく、風通しのいい場所か、サーキュレーターなどで風を起こしてあげたり
葉が多い場合は、剪定をして間引きして風通しを良くしてあげることをお勧めします。
数秒でもいいので、1日1回は、観葉植物を気にかけてあげましょう
日々の忙しい生活の中で、毎日植物の状態を細かく確認するのはとても大変です。
ですが
ほったらかしにしておくと、いつの間にか葉に穴が開いていたり
枯れてきたことに気づいてよく見てみると、たくさんの虫がついていることがあると思います。
日々の生活の中で、一日数秒でもいいので観葉植物を見て気にかけてあげる習慣を作ってください
それだけでも、植物の状態の変化に早めに気づくことができます。
そこで害虫が発生していたら、すぐに対処してあげると、植物もひどく体調を崩すということはなくなると思います。
殺虫剤を定期的に散布しましょう
月に2~3回定期的に殺虫剤を散布してあげることで、害虫の侵食を未然に防ぐことが可能です。
1つの種類だけ散布し続けると害虫が慣れてしまいますので、できれば2~3種類の殺虫剤を交互に変えながら散布してあげることをお勧めします。
土や、葉に粉を散布して、害虫を予防する「オルトランDX」もおススメです。
主に発生する虫の種類と対処法
ハダニ
どんな虫なのか
主に暖かい時期に発生し、1mm以下の小さな虫なので見つけにくく、葉の裏に寄生して、養分を吸ってしまいます。
クモの仲間になり、薄い膜のようなものが張られていたら、ハダニの発生を疑ったほうがいいです。
繁殖力が高く、群れをつくるため、すぐに大群となってしまい被害が大きくなりますので早めに対処をしてください
発生原因
暖かくて乾燥している時期に繁殖します。
クモの仲間になりますので、糸を出して風に糸を飛ばして飛来し
植物から植物に移ったりします。
寄生している植物を発見したら、他の植物から隔離して、駆除作業を行いましょう。
予防の対策
乾燥していると葉の裏につきます。
水に弱いので、霧吹きなどで葉水をしてあげてください。
駆除の方法
ハダニが発生したら、まだ少ないうちは、霧吹きを吹きかけて勢いで駆除できる場合もあります。
もしくは、葉を傷付けないように柔らかい布地でふき取って駆除してください。
大量に発生した場合は薬剤で駆除をお勧めします。
また、月に2~3回定期的に薬剤を散布することで、害虫の侵食を予防しますので、定期的な散布も行いましょう
アブラムシ
どんな虫なのか
温かくい春から出てきて、新芽や新しい葉に群生し食害しています。
繁殖力が強くウィルス病を媒介しそのまま放置しておくと、植物がどんどん枯れていきます。
さらに、排泄物からアリを誘います。
発生原因
アブラムシの発生の原因として、風通しが悪いと発生しやすいといわれています。
室内の密集した場所や、葉が密集していると発生する可能性がありますので風通しを良くしてあげるようにしてください。
あと、肥料で窒素(アミノ酸)が多いと発生しやすいともいわれてます。
観葉植物に、適切な肥料を与えるようにしましょう
未然に防ぐ予防の対策
風通しを良くしてあげて、全体に霧吹きをしていくことをお勧めします。
薬剤による対処
オルトランDX:粒剤を土にまくことで未然に防ぐことも出できます。
駆除の方法
アブラムシの発生を確認したら、
・霧吹きの勢いでアブラムシを飛ばす
・濡らした柔らかい布などでふき取
る
・薬剤による駆除をすることで即効性がありその後も予防できます。
いろんな種類がありますが、一部ご紹介しています。
カイガラムシ
どんな虫なのか
カイガラムシは、様々な種類がいて、国内でも400種類以上の存在が確認されています。
ふわふわした綿みたいな体のタイプや硬くかさぶたみたいなタイプなどがいて
観葉植物、多肉植物、野菜、果汁、蘭など様々な植物に寄生します。
カイガラムシの排泄物からアリを誘発する原因になったり、すす病を発生させる原因にもなり、
植物が枯れる原因になりますので見つけたら早めに対処してください
発生原因
風通しが悪いと発生しやすいといわれています。
室内の密集した場所や、葉が密集していると発生する可能性がありますので風通しを良くしてあげるようにしてください。
未然に防ぐ予防の対策
風通しを良くしてあげて、全体に霧吹きをしていくことをお勧めします。
薬剤による対処
オルトランDX:粒剤を土にまくことで未然に防ぐことも出できます。
駆除の方法
カイガラムシが観葉植物に寄生しているのを確認したら、駆除の方法になります。
歯ブラシなどでこすって落とす。
新芽や茎の新しい部分は、柔らかいので傷ついてしまう場合がありますので気を付けてください。
霧吹きやジェット噴射でカイガラムシを飛ばす
ほかの観葉植物についてしまうと、移った植物に寄生してしまいます
周りに植物を置かないようにしてください
専用の薬剤による除去
種類によって使用方法も変わりますので使い方をよく読んで使われてください
コバエ
どんな虫なのか
植物の周りを飛び回る小さいハエで、コバエが出てくると周りをブンブンと飛び回ってとても不快な気持ちになってきたりします。
正式名称としては、ノミバエ,キノコバエ,ショウジョウバエ,などの名前があり
おもに植物の周りに発生するのは、キノコバエと呼ばれています。
コバエの繁殖力は非常に高く、繁殖のスピードは驚くほど速く、ふ化して1週間ほどで成虫となり、数日で卵を産み付けます。
発生すると、とても厄介で、不快になるのでしっかりと対処、予防をして快適に関与植物を育てていきたいですね
発生原因
コバエは、ジメジメした土や肥料が好きです。
水のあげすぎや、受け皿に水をためたままにして、常に土が湿った状態ですと、コバエが集まり卵を産み付けます。
さらに、水を上げすぎると根腐れや土も腐っていきますのでさらにコバエの好む環境を作ります。
有機肥料が多く含まれている
有機肥料が土に交じっていると、栄養分が豊富でさらに湿った状態だと、コバエが好んで寄ってきます。
土が乾いてから水やりをしましょう
未然に防ぐ予防の対策
・水やりは、土を触って乾いていたら上げるようにしてください。水やり後、受け皿にも水がたまらないようにしてください。
・有機肥料をつかわないで、化成肥料を置き肥え、もしくは液体肥料を与えて植物の成長を促しましょう。
・購入時にすでにコバエが土の中に発生している場合があります。
一度、水の中に鉢が浸かるほど、沈めてください。
10分から20分くらいしたらコバエも窒息しますし、
卵を産み付けている場合も浮いてきますので取り除いてください。
駆除の方法
・土を植え替える
土が古くなったり、水のやりすぎで土が腐ってしまって、コバエが発生した場合は
土を植え替えて新鮮な土に入れ替えた上げるといいです。
・薬剤による除去
ダントツ水溶剤:
水やり時に水に薄めて土全体にかけてあげることで、コバエも卵も全滅させることが出来ます。薬剤特有のにおいがないので、室内でも使いやすいです。
オルトランDX:
粒剤を土や葉にまくことで未然に防ぐことも出できます。
害虫駆除についてまとめ
害虫駆除は、まずは、霧吹きをこまめに行うことでなるべく侵食を防ぐことはできます
しかし、それでも害虫がついてしまうことはあるので、殺虫剤を散布してさらに予防を強化していくことは大切です。
そして何より大切だと思うことは、育てている植物を日々気にかけてあげることが大切だと思います。
毎日見ていると、植物の変化や害虫の侵食に早めに気づくことが出来て対処も早く行うことで、植物への被害が少なくなります。
日々忙しい中忘れがちになってしまいますが、少し時間に余裕をもって植物に愛情を注ぐ時間を持つようにしましょう