観葉植物の育て方

フペルジアの育て方 水やりや置き場所について|花言葉や風水について

猛暑続きの夏に涼感だけでなくちょっぴりスパイシーな印象を与えてくれ、さらにワンランク上のインテリアまで演出してくれるフペルジア。古生代に栄えたシダ類の生き残りであり『ムカデカズラ』という異名を持つ、ややマニアックな観葉植物です。流通が少ないレア植物なので、入手はネット注文がおすすめです。
フペルジアは、「フレグマリウルス」と名前を変更しましたが、一般的にはフペルジアの名前で流通しています
そのほかには、「リポコディウム」とも呼ばれています。

フペルジアについての詳細

学名:Phlegmariurus goebelii
科名:ヒカゲノカズラ科
属名:フレグマリウルス属
原産地:スマトラ島、ボルネオ島

育つ環境

置き場所

春以降は屋外の温かい場所、明るい日陰などが最適。ただし葉焼けしやすいので直射日光は避けるか遮光してあげましょう。屋内管理であればレース越しに日光が当たるような明るく風通しの良い場所で管理します。
乾燥を嫌うのでエアコンの風が直接当たらないようにしましょう。

室内で育てる

レース越しのやわらかく明るい場所がベスト。
寒さに弱いので10℃以上を保つことと、風通しの良い、場所に置くようにしましょう
もし室内で風通しがよくない場合は、サーキュレータなどで風を起こしてあげましょう

植物を育てるうえで大切な風をおこすサーキュレーターおススメ12選観葉植物などを室内で育てるときに大切な一つ「風」を起こしてくれるサーキュレーターのおススメ商品をご紹介いたします。...

エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。
乾燥しやすいので葉水はこまめに。

室外で育てる

直射日光は避けて日当たりの良い場所、明るい日陰に設置しましょう。
10℃を切るなら室内管理に切り替えてください

育て方

明るさ

耐陰性はありますがそこまで強靭ではないので、明るい日陰、半日陰で管理しましょう。

温度

10℃~35℃、最適生育温度24℃です。フペルジアは熱帯アジアに自生する植物で寒さには弱いので、10℃を保つようにしてください。
屋外管理の場合は10℃を目安にして屋内に取り込みましょう。

水やり

植え込み材、土の表面が乾いてから水やりをしましょう。
乾燥しきった状態を防ぐために霧吹きなどで葉水を与えてください。
受け皿を使用している場合、溜まった水はこまめに捨てないと根腐れの原因になります。

肥料

春から秋(5~9月)の生育期に規定の倍率よりもさらに薄めた液体肥料を1度上げれば十分です。または緩効性肥料(オスモコートなど)。

季節ごとの管理と注意点

春・夏

耐暑性は強いですが水切れしやすいです。直射日光と蒸れには弱いので風通しの良い場所で管理しましょう。

秋・冬

秋は生育期となっており、表土が乾いたら水をたっぷりと、冬は表土が完全に乾いてから水やりしましょう。冬越し温度は10℃以上で、10℃を下回るなら室内管理に切り替えましょう。

フペルジアの種類について

フペルジア スクアローサ

フペルジアスクアローサは下垂する葉の先がカーブを描き、全体に明るい緑色をしています。たわしのようにモフモフした触り心地で、数種類あるフペルジアの中でも育てやすい種類です。

フペルジア ヌンムラリフォリア

フペルジアの代表種にして屈指の変わり者であるヌンムラリフォリアは、楕円型で平たい葉が連なったユニークな葉状をしていて、他の種類に比べて優しく可愛らしい見た目です。

フペルジア カリナータ

細い葉が下に向かって流れる草姿で、見た目はゴエベリと似ていますが葉はゴエベリより柔らかいです。

フペルジア フレグマリア

手触りが良く笹の葉のような形状の綺麗な葉で、外向きに平行に生えています。見た目としてはわりとスタンダード育てやすい種類です。

フペルジア ゴエベリー

スリムで尖った葉状で硬め、ワイルドな見た目は男前なインテリアにぴったりです。フペルジアは明るいグリーン色ですがゴエベリーは深い緑色をしています。

植替え方法

植え替え時期の気温は15~27℃程度、株に負担がかかりにくい生育期にしてあげましょう。水はけの良い土を作っても可能ですが水苔(ミズゴケ)、ベラボンを使用するのが一般的です。

枯れる主な原因と対策

乾燥と日照不足、または葉焼けによるものが多いです。生育期は水やりをしっかりとあげると言われていますが、風通しや空気の流れが悪いところ、特に真夏で窓を閉め切った部屋などでは蒸れて根腐れしてしまいますので注意が必要。こまめに葉水をかけて状態を見てあげるようにしましょう。

害虫対策

フペルジアは害虫がつくことはあまりありませんが、風通しが悪かったり、乾燥している環境だと、ハダニなどがつくかもしれないので、こまめに葉水で加湿を行いましょう

増やし方

水差し、株分け、挿し木、葉挿し、葉伏せで増やせます。葉伏せとは用土の上に寝かせて発根させる方法で、直立せず長く垂れ下がる植物を横に寝かせて発根させる方法です。胞子嚢穂といって胞子葉が枝の先端部に多数集まり穂のようになった部分から発根します。葉伏せする穂の長さは胞子嚢穂の根元2~5cmで十分で、根元が弱ってきていても先端部が元気なら発根は可能。高湿度を保ち明るい日陰で管理すれば約2か月前後で発根します。

花言葉について

残念ながらフペルジアの花言葉は見つかりませんでしたが、ヒカゲノカズラの花言葉は『思い出』です。

風水について

高温多湿を好むシダ植物は悪い気を吸い込み良い気に変換する効果を持っているので、気が停滞しがちな浴室や洗面所、トイレに置くのがおすすめ。また、下に下がって生えている植物は陰の性質を持っているため気を静める浄化作用も持っていますし、洗面所の鏡の前に観葉植物を設置することで美容運がアップするとも言われています。

インテリアとしても吊して飾ることでオシャレさとインパクトが増します。
贈り物としてもおすすめですよ

まとめ

今回はフペルジアの育て方や増やし方、管理方法などを基本的ステータスとともにお伝えしてまいりましたがいかがだったでしょうか?ちょっと個性的なインテリアが好きな人、ワンランク上のお部屋作りをしたい人にはぴったりの観葉植物なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

RELATED POST