カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)がいま、インテリアとしてとても人気です。
今回、育て方がわからない方々のため、カシワバゴムノキの育て方について解説します。
水やりの方法や、置き場所などに留意して、大切に成長させてあげましょう。
特徴
カシワバゴムノキは、波打つような感じの、広くて薄い葉っぱがとても魅力的です。
フィカスの中でも葉が大きいジャンルで、性質は強健なので、初心者の方にもおすすめです。
お部屋に飾れば存在感抜群で、思いきりあなたの個性を演出できて素敵なインテリアにすることができます。
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の詳細
学名:Ficus lyrata
科名:クワ科
属名:イチジク属
原産地:熱帯雨林地区 アフリカ
育つ環境
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)は、日光が大好きな観葉植物です。できるだけ日当たりのいい場所を選択して置いてあげるといいでしょう。
室内で育てる
カシワバゴムノキは、ある程度の耐陰性もありますので、室内で育てていくのも問題はありません。
しかし、本来は日光が大好きな観葉植物ですので、健康的に育てていくために、できるだけ日を意識して明るい場所に置くようにしましょう。
ただし、室内だからいいと思って、急に直射日光に思い切り当ててしまうと、葉焼けも起こしてしまう可能性があります。
ですから、カシワバゴムノキの育て方として、レースのカーテン越し程度の日光を意識するといいです。
室内でエアコンが直接当たる場所だと、急激な乾燥で葉が傷んでしまうので注意しましょう。
また、室内で、閉め切った部屋だと、空気が籠って、鉢の中が蒸れてしまい、根腐れの原因になったり、コバエなど害虫が発生する原因となりますので
サーキュレーターを使って風を起こしてあげましょう
室外の育て方
カシワバゴムノキは、室外の場合は、急に直射日光を当ててしまうと、葉焼けが起こってしまう可能性があります。
春から秋あたりのシーズンは、60%あたりまで遮光を意識してください。
特に気温が高い時程、葉焼けが起こる確率は高いと考えてください。
寒さには強くありませんので
冬は15℃以下になると体調を崩し落葉などしますので、室内の暖かい場所に移動をしてください
育て方
次にカシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)の育て方を見てみましょう。
ポイントは、明るさ、温度、水やり、肥料です。
明るさ
カシワバゴムノキ(フィカス・リラータ)は、耐陰性はありますが、
できるだけ明るいお部屋に置くようにしたほうがきれいに育ちます。
ただ、長い時間直射日光にあたることで葉焼けを起こす可能性がありますので、気を付けてください。
温度
カシワバゴムノキは、高温には基本的に強い観葉植物です。
ただし、日本の夏は、40℃近くまでいく可能性がありますので、そのような場合は日陰に移動させるなど対策を取ります。遮光ネットなどを有効的に使用するといいでしょう。
また、カシワバゴムノキは低温には弱いので気をつけましょう。ベランダでカシワバゴムノキを育てているという方々は、越冬に備え、15℃以下になる前に、室内での管理に切り替えましょう。
水やり
カシワバゴムノキは、
土の表面が乾燥しているのを確認したら、下の穴から水が出るまで、たくさんお水を与えてください。
気温が15℃以下の状態であれば、カシワバゴムノキは成長が緩やかな傾向になりますので、土も乾きにくくなり、それ程お水を必要としなくなります。
確認していただいて湿っているときは水やりは控えてください。
冬は、土が乾燥してから2~3日経過してから水やりを意識する程度でも大丈夫です。
肥料
カシワバゴムノキは、基本的には、肥料はなくても大丈夫です。
大きく育てたい場合は、肥料を与えることで成長のスピードをアップさせることができます。
春から秋にかけての成長期にあげるようにするといいでしょう。
適切な濃度に薄くした液肥を10日に1回程度、あるいは、緩効性のある置き肥あたりがいいです。
冬の休眠の時期は肥料は上げないようにしてください。
植替え
カシワバゴムノキは、植え替えをしてあげないと、鉢の中で根が一杯一杯になってしまい。栄養や水分を十分に吸い上げることができなくですから、1~2年に1度は、ひとまわり大きな鉢に植え替えをしてください。
植え替えに使う土は、水はけの悪い土だと根腐れが起きてしまう可能性があります。ですから、水はけの良い土を使うことをおすすめします。
市販の観葉植物用の培養土だと、そのまま植えることができますので、お勧めですよ
植え替えする時期は、新芽を出す、5~6月頃あたりを意識するといいでしょう。
枯れる主な原因と対策
カシワバゴムノキの葉は、乾燥していると、端のほうから枯れだしてきます。
なので、年間を通して、霧吹きを使って葉水をかけてあげることで枯れを抑止することができます。
一度枯れると、元には戻りませんので、枯れた葉は取り除くようにしましょう。
気温が5℃を切るとカシワバゴムノキは、枯れてきてしまうので、お部屋に入れるか、温室でファンヒーターなどを使って保温をしましょう。
ヒーターは直接風があたらないようにしてください
害虫対策
乾燥が激しいとハダニやアブラムシと言った害虫が付着することがあります。
予防策としては、葉全体に霧吹きを1日に1回から2回行ってください。
もし、ハダニやアブラムシが付着した場合は、柔らかい布を濡らして、拭きとって駆除してください
葉に侵食がひどい場合は、害虫が侵食している葉をカットしてください
また近くに植物があるようでしたら。他の植物にも大きな影響をあたえる可能性がありますので、なるべく、場所を移して、距離を取ってください。
あまりにひどい場合は殺虫剤などで駆除を考えましょう
剪定
カシワバゴムノキは、春から秋が成長期にあたります。
ですから、春から秋の間に剪定をしましょう。
古くなってきた葉や、邪魔だと思えるものは、思いきって剪定を行い樹形を整えたりしましょう。
カシワバゴムノキは枝や葉を切ると白い樹液が出ます。樹液は、体質によっては触れるとかぶれを起こすことがあります。ですから、ゴム手袋など使って樹液が直接触れないようにしてください。
増やし方
カシワバゴムノキは、挿し木と取り木によって増やすことが出来ます。
時期としては、成長期の4~6月くらいに行うのがベストです。
挿し木は2~3節分切って、葉から水分が蒸発する量を減らすため下の葉っぱを取って、土に挿します。
取り木は、節のすぐ下を皮だけを剥いで、あたりを濡らしたミズゴケで巻いてあげます。
花言葉
ゴムの木の花言葉は「永久の幸せ」です。
カシワバゴムノキをインテリアとしてお部屋に飾ると、とても一杯幸せが訪れるような予感があります。
それは、丈夫でたくましい生命力を持っているゴムの木の特徴から来ているのでしょう。
風水
家庭内を明るくしてくれるといわれています。
南国の強い日差しで育つゴムの木は「陽の気」を持つものとされ、
家の中に置くと家族を明るい気持ちにさせてくれたり、不安感を拭ってくれる効果があるといわれています。
金運を上げる効果も期待できます
カシワバゴムノキの特徴である波打つようなは大きな葉が、
人の手のイメージがありお金を集めてくるよに見えるということで金運を上げてくれる期待もあります。
風水的におススメの置き場所
おススメの置き場所としては、西側や北東側がいいとされています。
ある程度明るい場所があるようでしたらこの方角に置かれるのをお勧めします。
ワンポイントアドバイスとまとめ
カシワバゴムノキは、葉が大きくホコリがたまりやすい傾向があります。
外に出せる頃はたまにはシャワーでお水をかけてあげるのも良い方法です。
もし冬場にホコリを取りたいという場合には、お風呂などでぬるま湯を利用したり
柔らかい布でゆっくりと拭き取ってあげましょう。
今回、カシワバゴムノキについて育て方など解説させていただきました。
葉にボリュームがあり存在感がありますが、インテリアとしてとてもオシャレなカシワバゴムノキをお部屋で育てて、
幸せを一杯お部屋に呼び込んでください。
また、カシワバゴムの木は、風水的にも縁起のいい植物になりますので
「開店祝い」や、「新築祝い」などで贈られる方も多くお勧めですよ