観葉植物の育て方

ベンジャミン 育て方 水やりや置き場所について|花言葉や風水について

ベンジャミンは、葉の形や色が様々なこともあり人気の観葉植物です。

また、丈夫でバリエーション豊富なベンジャミンは、初心者にもおすすめです。

鉢植えが多いですが、成長すれば高木になります。

スリランカのペラデニア公園等には、大きく成長したベンジャミンを見ることもできます。

今回は、そんなベンジャミンの魅力や育て方をご紹介します。

特徴と魅力について

「スタンダード仕立て」「リング仕立て」「3つ編み仕立て」と仕立てのバリエーションも豊富なベンジャミン

オフィスなどのインテリアにも最適で、お祝いの贈り物として贈られる方も多いです。

「フィカス・ベンジャミン」「ベンジャミンゴムの木」などとも呼ばれている定番の観葉植物です。

ベンジャミンの詳細

原産地:東南アジア・インド
学名:Ficus benjamina barok
科名:クワ科
属名:フィカス属

非耐寒性の常緑樹です。

育つ環境

ベンジャミンは耐陰性があり、寒さにも比較的強いのでとても育てやすいです。

育て方、アレンジ次第で成長や見た目も様々、成長過程も楽しめます。

しかし、環境に対してデリケートな植物なので、置き場所を頻繁に変えることは控えましょう。

室内で育てる場合

もともと、日光が好きな植物なので日当たりのよい場所を選びましょう。

ただし、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので、窓際の薄いカーテン越しに置き

風通しのいい場所でに置くようにしてください

また、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、その辺の配慮も必要です。

室外で育てる場合

春~秋にかけては、屋外で管理することができます。

ただし、長時間の直射日光や、真夏の直射日光は葉焼けをおこしてしまうので避けましょう。

耐寒温度は5℃程度なので、冬は室内で管理しましょう。

育て方

初心者向けの観葉植物ですが、実際はどのように育てるのでしょうか。

明るさと温度

耐陰性もありますが、明るい場所を好みます。

また、高温に強いベンジャミンですが、低温には弱いため、5℃以下にならないように注意が必要です。

水やり

春から秋と、冬で水やりのタイミングは変わります。

育成期でもある春から秋は、土が乾いて表面が白っぽくなっていたら、たっぷりと水をあげましょう。

夏は、毎日水をあげても問題ありません。

冬は、土が乾き表面が白っぽくなってきてから更に2~3日後に水をたっぷりあげましょう。

水やりをした後、鉢の受け皿に水が溜まっている場合は、水を捨てます。

水が溜まっていると、コバエの発生や根腐れの原因となってしまいます。

肥料

基本的には肥料がなくても育ちますが、春から秋の育成期にかけては肥料を与えると元気に育ちます。

窒素・リン・カリウムが等量含まれた暖効性化成肥料を株元に小さじ1杯程度与えましょう。
または、液体肥料を適量に薄めたものを2週間に1度のペースで与えましょう。

ベンジャミンは、水はけの良い土で育てましょう。

市販の配合されている観葉植物用の土でもいいのですが、個人的には、配合された土にもう少し水はけをよくしたいので

観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の比率でブレンドや、赤玉土小粒5:ピートモス3:パーライト2の比率でブレンドした土がおすすめです。

育成環境によって、配合を調整してみてください。

季節ごとの管理と注意点

春・夏(4~9月)

元々、日光が好きなので日当たりのよい場所で管理しましょう。

春は特に問題ありませんが、夏は直射日光に当たりすぎると葉焼けの原因になるので、室内外ともに直射日光を避けた場所で管理します。

また、室内の場合はエアコンの風が直接当たらないように配慮が必要です。

秋・冬(10~3月)

秋は春同様特に気を付けることはありませんが、休眠の時期に入りますので、肥料は必要なくなります。

晩秋の頃は朝晩の冷え込みが厳しくなる地域もあります。

その場合は、室外で管理していたベンジャミンを室内管理に変えていきましょう。

冬は、室内の明るい場所で管理します。

耐寒温度が5℃程なので、窓辺に置く場合は厚手のカーテンを引いて室内の温度を保ちましょう。

夏同様に、エアコンの風が直接当たらないように配慮が必要です。

ベンジャミンの種類について

ベンジャミンは多数の種類が存在します。

フィカス・ベンジャミン


1番よく知られているベンジャミンで、カジュマルに似た光沢のある濃い緑色の葉っぱが特徴です。

幹には柔軟性があるので、3つに編むなどのアレンジされたベンジャミンは1度は見たことある人も多いと思います。

ベンジャミン・バロック


比較的に新しい品種です。
葉がクルクルとカールしてキュートなベンジャミンです。
葉の色は深い緑ですが新芽は淡い緑でその変化も魅力の1つです。
最近は、このバロックがベンジャミンの中でも特に人気となっています。

この他、シタシオン・ライム・ラブリー・レジナルド・ナターシャ・シルバースター・ヌダ・ナナ、園芸品種のスターライトやゴールデン・プリンセスなどがあり、一言でベンジャミンと言ってもその魅力は奥が深いです。

植替え方法と枯れる主な原因と対策

植替えについて

植替えは、2年に1度を目安に行いましょう。

時期としては、5〜8月の気温の暖かい時期です。

植替えの準備として、あらかじめ水やりを控えて土を乾燥させておきましょう。

手順

まず、一回り大きい鉢を準備し、底穴ネット・底穴石を敷きます。

次に、土を3分の1程度入れます。

準備ができたら、根を傷つけないように株を取り出します。

このとき、土を丁寧に払いのけ、古いシワシワの根や腐ってしまっている根を付け根から切り

新しい鉢に移し替えます。

最後に、鉢の隙間にしっかり土を入れたら、底穴から水がもれるまでたっぷり水をあげます。

もし、同じ鉢に植替えをする場合は、古い土3分の1ほど落とし、古い根、腐っている根は切り落として植替えてください。

ベンジャミンが枯れる原因と対策

ベンジャミンは、環境の変化に弱い観葉植物です。

そのため、管理場所を頻繁に変えるとストレスがかかり、葉がぽろぽろ落ちて枯れる原因につながります。

新芽まで落ち始めると重症ですので、専門家に見てもらいましょう。

その他、水のあげすぎは根腐れの原因となりベンジャミンが枯れてしまいますので、気をつけましょう。

また、直射日光、エアコンの風にも気をつけましょう。

基本的には、5℃以下の空間で管理しない限り問題はありません。

害虫対策とベンジャミンの増やし方

害虫対策

ベンジャミンは、病虫害には強い方です。

ですが、カイガラムシがつくことがあります。

爪楊枝のようなもので掻き落とす方法が有効的ですが、葉を傷付けないように慎重に作業します。

普段から、カイガラムシ対策として葉水を与えるといいでしょう。

一度発生してしまうと、完全駆除が難しいのでガーゼやティシュ、または毛先の柔らかい歯ブラシなどで優しくこすり落とし、薬剤を使用すると完全に駆除することができます。

ほかにもアブラムシ、ハダニハダニなどが発生しやすいです。

発生してしまったら、薬剤で対処してベンジャミンを守りましょう。

ベンジャミンの増やし方

ベンジャミンは、挿し木で増やすことができます。

1.枝を10cmほど切ります。
2.枝先についている葉2~3枚を残してそれ以外は切り落とします。
3.枝の切り口をV時に切り水に2~3時間つけておきます。
4.観葉植物用の土に挿し木を挿します。

このとき、枝に発根促進剤を塗っておくと発根しやすいのでおすすめです。

花言葉

ベンジャミンの花言葉には、「永遠の愛」「友情」「家族の絆」「夫婦愛」などがあります。

「幸福をもたらす木」とも呼ばれるベンジャミンにぴったりな花言葉ですね。

花言葉の意味合いからも、よく祝いの贈り物にも選ばれています。

風水について

風水では、観葉植物は運気を上げるラッキーアイテムです。

その中でも、ベンジャミンは陰の気を持ち、気持ちを落ち着かせる効果があると言われています。

気分が高揚したり、リラックスしたいときは、ベンジャミンのような丸い葉っぱの観葉植物を飾るといいです。

また、ベンジャミンには悪い気を吸収し、家全体の”気の流れ”を良くする効果もあります。

陽の気が溜まりやすいリビングに陰の気を持つベンジャミンを置くことで、気の全体のバランスがとれて家庭運全体が上がるとも言われています。

幸福をもたらすと言われるベンジャミンをリビングに飾ったり、親しい人へのプレゼントに考えてみてはいかがでしょうか。

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