観葉植物の育て方

アガベの種類や育て方、水やりや置き場所| 風水、花言葉について

特徴と魅力

ワイルドな見ためが目を惹き、手のひらサイズの小さな品種から人よりも大きいな品種、様々な色や形の違う品種と

すごく種類が多く、同じ品種でも葉のまとまり方や風合いなどの違いもあり、好みの子を探す楽しさがあります。

世界中に愛好家の方々が多くおられ近年、日本でも男女問わず愛好家の方がどんどん増えています。

自生地としては。砂漠や岩場などの乾燥地域に自生をしていて

花を咲かせることもありますが、何十年に一度で、簡単には咲きません。

また、花が咲いてしまうと、その個体は枯れてしまうとゆう特徴があります。

成長のスピードはとても、ゆっくりですが、高温や乾燥に強く、水やりも多少忘れても簡単に枯れることはない多肉植物になりますので、植物を育てることが苦手な方でもチャレンジしやすい植物になります。

また、驚くことにメキシコなどでは、お酒の原料として使われることもあり、蜂蜜よりも甘いアガベシロップとしても利用されるという見て楽しい、食して楽しい面白い植物でもあります。

お酒が好きな方は知らないうちにアガベが原料のテキーラサンライズを嗜んでいることがあるかもしれませんね。

アガベについての詳細

学名:Agave
科名:キジカクシ科
属名:リュウゼツラン属
原産地:中南米、西インド諸島

育つ環境

室内で育てる

アガベを室内で育てる場合、なるべく日当たりが良い場所を選ぶことと、風通しが良い場所を選ぶことが大切です。

日当たりが悪いと光を求めて弱々しく伸びてしまう「徒長」を起こしてしまいます。

風通しが悪いと湿気がこもり、多湿に弱いアガベにとっては居心地が悪いです。

病気や害虫による被害を受ける原因にもなるので注意しましょう。

室内では、サーキュレーターを使って風を起こしてあげてもいいです。

あまり明るくない場所に置いている場合は、時々、日光に当ててあげてください。

ただし、急に直射日光を浴びせてしまうと葉焼けを起こして、ダメージとなりますので、午前中だけ数時間直射日光にあてて、その後半日陰やカーテン越しの窓辺などに置き、徐々に直射日光に当たる時間を増やして少しづつ慣らしていってあげると葉焼けも防げます。

室外で育てる

室外で育てる場合は、日当たりが良い場所を選ぶことと、風通しが良い場所に置いてください。

夏に高温の時、急に長時間直射日光に当たると葉焼けを起こす場合がありますので、午前中の涼しい時間に直射日光に当てて徐々に慣らしていくようにして対策しましょう

また、できる限り雨が当たらない場所で育てるようにしてください。

雨によって水やりのタイミングが分かりにくくなり、根腐れを起こすばあいがあります。

冬は、低温で霜が降りると枯れてしまうことがありますので、室内に取り込みます。

寒さに弱い品種はとくに室内で管理してください。

育て方

明るさ

アガベは原産地では、常時直射日光にあたる場所に自生していることが多い植物です。

ですが、日本では、建物に囲まれていたりして、常時直射日光が当たる場所で育てていくのは難しいです。

まず、なるべく明るい場所に置くようにしましょう

ただ、常時直射日光ではない状態ですと、夏の気温が高い日に長時間、直射日光に当たってしまうと葉焼けを起こしてしまう場合がありますので、遮光などをして調整をしてあげてください

・アガベ笹の雪を自宅で育てていて、西日に強く当たってしまい葉焼けをさせてしまいました

日光がなかなか確保できない場合は、室内用の育成LEDライトを使って補ってあげましょう

温度

アガベを育てるために適した温度は20℃から35℃で、40℃近くまでなら大丈夫です。

気温が低くなってきた場合、品種によってばらつきはありますが、目安として5℃を下回る場所での管理は避けた方が良いす。

また、湿度が高い場所はアガベにとって好ましくありません。空気の循環が良い風通しのいい場所を選んでください。

冬の間は、外の場合は、霜が降りない場所で管理してください、できれば室内で管理したほうがいいです。

水やり

水やりは冬の間は、ほとんど行わなくて良いです。寒い間はアガベは休眠してしまうので水やりをしてしまうと根腐れを起こし、枯れてしまいます。

土が完全に乾いて、数日後の比較的、暖かい日に水やりをしてください。

春から秋にかけては、土がしっかり乾いたら、水やりをしましょう

水やりをする時は、鉢底から水が出てくるまで、水やりを行います。

水やりのタイミングは朝の涼しいうち、または夕方が適しています。

また、注意したいのは受け皿にたまった水をそのままにしておかないことです。

受け皿にたまった水が鉢底を湿らせ続け、根腐れの原因となります。

肥料

肥料については、固形タイプのものよりか液体タイプのものを施します。

基本的にアガベは肥料が絶対に必要というわけではありませんが、丈夫に育てるには春から秋にかけて与えると良いでしょう。

肥料を与える際にの目安は、1か月に1回にします。

冬場はアガベが休眠に入るので与えないようにしてください。根が焼けてしまう場合があります

季節ごとの管理と注意点

春は、だんだん温かくなってきて少しづつ成長していきます。ですが、温度が低い日は水やりは避けて、しっかり温度が上がって、土もしっかり乾いてから水やりをしましょう

少しづつ肥料を与えていきます。

夏は温度もあがって、成長の兆しが見えてくると思います。土も乾きやすくなって、水やりの頻度も増えてきます。

常時直射日光が当たらない場合、酷暑が続くときに強い直射日光に長時間当たると、葉焼けを起こす場合がありますので注意します。

室内管理で窓辺に置いている場合には入り込む日光の強さを調節できるよう遮光を張るなど工夫しましょう。

秋は、温度がだんだんと下がっていき成長がゆっくりになっていきます。

水やりの回数も夏と比べると徐々に減らしていくようにしましょう

肥料も、寒くなるにつれてだんだん減らしていきましょう

冬は耐寒性があるといっても、霜や雪が積もると良くありません。

屋外で管理している場合は室内に取り込むようにしましょう。

晴れて気温が高い日には日光に当てて、夜は室内に取り込むようにしましょう。

水やりも、土が乾いて、数日たって比較的暖かい日にあげるようにしてください。寒い時は、成長しませんの、水切れしてもすぐに枯れることはありません、水を上げすぎると根腐れを起こしますので、なるべく水やりを控えましょう

植替え

アガベの植え替えは購入時のポットや鉢の表面の土が見えなくなり、水やりがしにくくなった時を目安に行うようにします。

2年に1回は鉢替えをするとアガベの成長を促します。

鉢替えに適した時期は4月から6月です。

秋から冬にかけては、植物が成長を止めていきますので、植え替えで根を痛めるとそのまま枯れていくことも考えられます

春から初夏に植え替えされるのがおすすめです

植え替え方
鉢替え前のポットや鉢を逆さにして土ごとアガベを取り出します。

ポットや鉢の形に根が巻いていれば、大きく育っている証拠です。

ギュッと根が巻き付いている場合には底の方の根を指で軽くほぐし、軽く土を落として、古い根を半分ほど園芸用のハサミで切り落とします。

その後、一回りか二回りほど大きな鉢に植え替えます。

新しい鉢の底に薄く土を入れ、アガベを新しい鉢の真ん中に置き、その周りにゆっくりと土を入れます。

この時、鉢の上部ギリギリまで土を入れるのではなく、ウォータースペースを確保してください。

鉢のフチと土の間が2センチ弱あれば理想的です。

最後に鉢底を軽く地面などにぽんぽんと落とすようにして鉢の中の土を落ち着かせます。

そして、たっぷりと水やりを行い、半日陰で一週間ほど様子をみてください。

枯れる主な原因と対策

初心者でも育てやすいアガベですが、枯れてしまう主な原因には、

水やりの回数が多く根腐れを起こす、

日光不足による株の弱体化、

肥料の与えすぎによるものがあげられます。

水やりと肥料の与え方に注意し、日光不足にならないようにしましょう。
また、成長して根が鉢の中で詰まる、根詰まりを起こし、調子を崩した結果、枯れてしまうこともあります。

2年くらいを目処に、適度な鉢替えを行うようにしましょう。

害虫対策

アガベに害虫はあまりつかないといわれていますが、風通しが悪かったり、屋外で管理していると被害にあうことがあります。

主な害虫として、アザミウマ(スリップス)やカイガラムシがあげられます。

スリップスは若い葉を中心に、カイガラムシは葉の裏や根本などに吸着し、アガベに傷をつけて見た目を悪くさせます。

カイガラムシは白い綿を被ったようなものが成虫で、脚が生えているので、ちょこちょこ歩き回ります。ふわふわとしたかたまりの中には幼虫が入っています。

害虫を確認したら、アザミウマの場合は薬剤を散布します。

カイガラムシの場合、付着している部分がわずかなら割りばしなどを使って害虫自体を除去してから薬剤を散布するとより効果的です。

害虫がつかないようにするためには、風通しを良くしておくことが大切です。

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増やし方

アガベは株分けで増やします。

4月から5月頃の植え替えの時に子株ができていたら、植え替えと同時に行いましょう。

子株は発根していることが理想的です。園芸用のハサミで切り離し、子株の大きさに合ったポットや鉢に植え付けます。水やりは控え、一週間ほどは風通しの良い明るい日陰で管理してください。

アガベの種類について

笹の雪


葉の尖りが少しやわらかな印象のアガベですが、先端のトゲはしっかり丈夫で鋭いです。

葉に、白い柄が入るのが特徴的で、葉肉は厚めで、葉の中心から徐々に広がり、

一枚の葉や先端にかけて鋭く伸びていき、ロゼット状(放射的)に広がりながら成長し、全体的にみるとボールのように見えてきます。

大きくなるまで、育てていくのが楽しみですね。

笹の雪の中でも、斑が入ったもや、葉が短いもの様々な種類かありますのでいくつかご紹介いたします。

姫笹の雪


笹の雪より、葉が短くて肉厚感があってむっくりした感じで

あまり大きくならずに子株をたくさん出します

笹の雪 黄覆輪


笹の雪の葉の両サイドに黄色い斑が入ります。
成長が笹の雪より遅いです。

笹の雪 “輝山”


黄覆輪の中でも、斑がハッキリとしていて葉の長さが短くて幅が広い黄覆輪の中でも優良な個体になります。

王妃笹の雪A型


笹の雪の小型の品種で、なかなか入手困難な品種です
白い斑が入っている「ピンキー」はさらに入手困難な品種になります。

笹の雪 ”氷山”


葉の外側に白い斑が入っている白覆輪の種類になります。

白と緑のラインがはっきりしていてとてもきれいです

人気が高いですが、成長が遅いため、入手はとても困難になります

いつか入手したい品種です!

王妃雷神錦


葉がぽっちゃりしたアガベ。葉肉は厚めで、真ん中に白い柄がある「白中斑」のタイプで尖りは健在です。

神々しい名前に惹かれる方も多いアガベです。

園芸店やホームセンターなどで、比較的入手しやすい品種ですね

水をあげすぎると、「葉割れ」というトゲの根元から葉に割れ目が出てきます。

その場合は今までのやり方から、さらに水やりの頻度を控えてあげるといいでしょう

チタノタ


肉厚な葉や、強そうな棘が印象的なチタノタ。

その魅力は、アガベでもトップクラス。

アガベの中でも、鉢植えで、ちょうどいいくらいの大きさで管理でき、育てやすさもあるので

最近、非常に人気の高が高まっている品種になります。

また、チタノタの中でも、様々な種類がありますので、チタノタだけを沢山揃えられる方も多くおられます。

人気が高く、マニア向けな印象もありますが、

暑さや寒さに強いのでアガベに限らず、植物を育てることが初めての方にも育てやすいです。

チタノタの種類をいくつかご紹介いたします。

チタノタ FO-76(Titanota FO-76)

チタノタ ブラックアンドブルー(Titanota Black&Blue)

チタノタ 農大(Titanota Noudai)

チタノタ レッドキャットウィーズル(Titanota Red Catweazle)

ホリダ


葉は肉厚ではなくわりと薄く

葉の先に余すことなくトゲを持つアガベ。

包み上がるように育っていくのが特徴的で、ある程度大きくなると

インパクトがあってとてもカッコイイですよ!

雷神(アガベ ポタトラム)


葉の先端にあるトゲがひと際細く長く立派なアガベですね

内側に丸まるようにロゼッタ状に成長していく葉と、シュッとした尖りが目を惹きます。

ポタトラムは、斑入りのタイプなどたくさんの種類があり、ポタトラムをコレクションされる方もたくさんおられます

吉祥冠


雷神(アガベ ポタトラム)の日本で生まれた品種になります。

吉祥天(アガベ パリ―)


葉の尖りがアガベの特徴ですが、こちらは葉の尖りがやや薄めの印象のアガベ。

スタイリッシュなシルバーグリーンの葉が特徴的です。

アガベの品種の中でも耐寒性に優れており、暑さにも強いタイプで

日本でも、育てやすい種類になります

アテヌアータ


アガベのイメージは力強いトゲが印象的ですが、アテヌアータはトゲないことが最大の特徴で

ライム色のしなやかに優しい印象の葉を持っています。

日本でもよく見かける品種でもあります。

直射日光を好みますが、あまり日光を浴びていないものを突然

直射日光に当ててしまうと葉焼けすることがあるので注意しましょう。

日照不足になると、ひょろひょろと間延びする徒長を起こすことがありますので

午前中の直射日光にあたり、午後から半日陰になるような場所が理想的です

吹上(ストリクタ)


細長い針のような葉を複数、展開するアガベ。

成長していくにつれて葉がどんどん増えていくので、見た目の移り変わりがとても楽しめます。

寒さには強い反面、多湿には弱いです。

乱れ雪


まるで、ちらちらと雪を降らせたかのように細い糸(フィラメント)を出し、優雅な印象のアガベです

葉先は鋭く、トゲがあります。

日当たりが良い場所と風通しの良い場所を選んでください。

花言葉

アガベの花言葉は、気高い貴婦人、繊細です。

風水

葉にトゲがあることから、邪気を払ってくれる効果があるといわれています。

厄除けになるともされており、人の動きがある玄関先、リビングなどに置くと気を活発にしてくれるそうです。

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