観葉植物の育て方

リュウビンタイの育て方 水やりや置き場所と種類 | 風水について

リュウビンタイは、株元のゴツゴツした不思議な黒褐色の塊と、羽根状の原始的な印象を感じる葉が特徴のシダ植物です。

とても魅力的なのはその新芽。鱗片が集まった塊茎から、ゼンマイのような渦状の新芽が出てきます。

野性味や力強い生命力を感じるリュウビンタイから、あなたもきっとパワーをもらえるはずです。

リュウビンタイの詳細

リュウビンタイは日本原産の大型のシダ植物です。

リュウビンタイは漢字で「竜鱗」や「龍髯苔」 などと書かれますが

名前の由来は、特徴的な黒褐色の塊茎が、まるで龍の鱗に見えることから

 

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あるいは葉脈の形が畳表の竜鬢に似ているから、などと言われています。

学名: Angiopteris lygodiifolia
科名: リュウビンタイ科
属名: リュウビンタイ属
原産地: 日本南部、台湾、東南アジアなど

育つ環境

リュウビンタイの自生地は、山中の湿度のある場所です。

そのため育てる際は、自生地に近い高温多湿の環境を作ってあげてください。

直射日光が苦手なので、置き場所はやや明るい、半日陰の環境が適しています。

また、リュウビンタイは耐陰性があるため、室内でも室外でも育てることができます。

室内で育てる場合

レースのカーテン越し程度の日光を当ててあげて下さい。

ただし、エアコンの風が直接当たると乾燥して葉が傷んでしまうので、直接当たらないように置き場所には気をつけましょう。

乾燥に弱いので細かい霧吹きをお勧めします。

また、風通しのいいところに置くことで、根腐れやカビの活性を防ぐことが出来ます。

日中、部屋を閉め切っている場合は、サーキュレーターなどで風を起こしてあげてもいいですよ

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風通しが良くてある程度明るい窓があるようでしたら

バスルームやキッチンなどに置いて育てることもできますよ。

室外で育てる場合

夏季に直射日光に当てると葉焼けを起こしてしまうので

日陰で育てるのがオススメです。冬季に気温が10℃を下回るようでしたら

お部屋に入れてあげてください。

育て方

明るさ

シダ植物であるリュウビンタイを育てるのに適しているのは、やや日陰の環境です。

直射日光は葉焼けを引き起こしてしまうので避けてください。

ただし、リュウビンタイは光に向かってまっすぐ葉を伸ばすので、日当たりが全くない場所だと葉が綺麗につかなくなり、新芽が出てこなくなることもあるので気をつけましょう。

温度

高温多湿の環境が大好きです。

高温には強いですが、低温にはあまり強くなく、気温が低くなると休眠する特徴があります。

10℃以下 を目安に室内に取り込んであげましょう。

水やり

とても水を好む植物です。

水が切れると葉が倒れてきてしまうので、できるだけ葉が倒れる前に水をあげるようにしてください。

葉が倒れてもすぐに水やりをして明るい場所に置いてあげると、

また元気に立ち上がる場合がありますので、試してみてください



私が育てているリュウビンタイが

夜、仕事から帰ったら水切れしてグッタリしていたので

すぐに水をあげて植物育成用LEDに2時間ほど当てていたらしっかり立ち上がってくれました。

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水やりの時に、光合成を促進してくれる「メネデール」を入れてあげるとさらに効果的です

注意

植物が弱ってい時に、活力剤は効果的ですが肥料を上げると、

逆効果で枯れる原因になります

水切れなどで植物が弱ってしまったっ場合は、肥料は上げないようにしましょう!

また、塊茎も常に湿った状態を保つように管理します。
中でも、気温が高くなる春から夏は生育期なので、しっかりと水をあげましょう。

一方、冬はやや乾燥気味に管理します。

気温が下がると休眠期に入り、水をあまり必要としなくなりますので

水を多くあげすぎてしまうと腐ってしまうことがあるので注意が必要です。

土の表面が完全に乾燥してからおよそ2~3日後に水やりをするようにしましょう。

また、リュウビンタイは葉水も好みます。

ハダニなどの害虫予防にもなるので霧吹きなどを使って積極的に行いましょう。

葉水は毎日行うのが理想です。

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肥料

基本的にリュウビンタイは肥料がなくても育ちます。

ただし、肥料を与えた方が成長は早くなるので、

大きく育てたい場合、あるいは元気がない場合などには肥料をやることを検討しても良いでしょう。

肥料を与える場合は、春から秋の成長期が適しています。

冬に肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので注意が必要です。

液肥の場合は、適切な濃度に希釈した液肥を2週間に1回程度与えます。

置き肥の場合は、緩効性肥料を2カ月に1回与えてください。

季節ごとの管理と注意点

春〜秋

室内でも室外でも育てることができます。

室内の場合は、レースのカーテン越し程度の日光を当てましょう。

室外の場合は、特に夏季には注意が必要で、葉焼けを防ぐために40℃を超える場合は日陰に移すようにしましょう。

気温10℃以下の環境にならないように気をつけ

室外で育てる場合は、気温がおよそ10℃以下になったら室内に移動させましょう。

植替え

鉢の中で数年育てていくと、用土が泥になったり、成長して根が詰まったりして

水分や養分を十分に吸い上げることができなくなり、枯れていく原因となるため植え替えが必要になります。

植替えの目安は2〜3年に1回程度で、 頻繁に植替えをする必要はありません。

植替えに利用する土は、市販の観葉植物用の土で問題ありません。 植替えは年間を通していつでも行えますが、初夏が最も適しています。

枯れる主な原因と対策

高温多湿のリュウビンタイが枯れる主な原因として、水不足や低温があります。

他にも、根腐れ、葉焼け、日照不足などがあげられます。冬季は特に水をやりすぎないように気をつけましょう。

また、日当たりは、やや日陰の環境で育てるように注意します。

元気がなくなってきたら置き場所を再検討するようにしましょう。

害虫対策

リュウビンタイにつきやすい害虫としては、ハダニ、アブラムシ、カイガラムシ、ナメクジ、ダンゴムシ、バッタ などがあります。

中でも春から秋にかけてはハダニとカイガラムシに注意です。

葉水を行うことによって予防できますが、もし発生してしまった場合は薬剤散布を行います。

また梅雨時期はナメグジやカタツムリに注意が必要です。夜に駆除をするか、ネットを用いて予防しましょう。

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増やし方

リュウビンタイの増やし方は2種類あります。

1つ目は、シダ植物なので、胞子を使って増やす胞子栽培があります。

胞子を採取し密閉容器で育てると1週間程度で発芽します。

ただし一般家庭では少し難しいので、おすすめは2つ目の鱗片挿しという方法です。

暖かい季節に塊茎の鱗片を切り取り、一晩水につけます。

この時も、水の中に「メネデール」を入れてあげると発根しやすくなります。

翌日、鱗片を水苔で包み込み、明るい日陰で管理します。

通常1〜2ヶ月で発根しますので、すぐに水苔のまま植え替えます。

花言葉

『愛らしさ』『誠実』『誘惑』

風水

リュウビンタイなどの葉が垂れ下がって生えている植物には陰の性質があると言われています。

気を落ち着かせリラックスさせてくれる効果が期待できます。

寝室などのリラックスしたい空間にリュウビンタイを飾れば、心も体もリラックスできるでしょう。

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