冬の観葉植物管理に加湿器が活躍
冬になると、観葉植物は活動を停止し屋外での管理が難しくなってきます。
一般のご家庭で温室などを設置するのが難しい場合、室内で育てていくのですが
室内でも乾燥が激しく、熱帯地域原産の観葉植物は、乾燥したところにずっと置いていると
葉が端の方から枯れていったり、害虫が付きやすくなります。
こまめに霧吹きをして対処しますが、仕事などで外出が多いと、こまめに行うことが出来ません
そんな時にお勧めなのが、「加湿器」です。
そこで今回は、加湿器にも、いくつかの種類や機能がありますので、おすすめの加湿器をご紹介いたします。
加湿器の種類とおすすめの加湿器
スチーム式加湿器
蒸気によって加湿を行う加湿器で、熱を加え除菌された状態で蒸気が放出さ
温かい蒸気が出るので、保温の効果もあります。
デメリットとしては、加熱するのに電力の消費が高いので電気代が高めです。
また吹き出し口の部分が熱くなるので、小さいお子様がおられるご家庭で使われる際には注意が必要です
気化式加湿器
気化式加湿は、加湿フィルターに水を吸わせ
ファンで風を起こしてフィルターに当てて空気中へ送り出して加湿する方式で
吹き出し口が熱くならず、消費電力は少ないので経済的です。
デメリットとしては、カビや雑菌が繁殖しやすいので、お手入れをこまめに行う必要があります。
最近では、雑菌やカビが繁殖しにくいモデルも販売されています。
超音波式加湿器
超音波式加湿は、超音波を発生させ水を水蒸気にして加湿します。
吹き出し口などが熱くならないので、火傷の心配がなく、作動音がほとんどしないので稼働していても気になりません
また消費電力が少なくて経済的です。
また、デスクやテーブルにおける小さめなものからデザインが豊富なものが多いです。
デメリットとしては、加湿の性能は他のタイプの加湿器と比べると劣ります。
また熱をつかわないので、カビや雑菌が増えやすいのでこまめなメンテナンスが必要となります。
ハイブリッド式加湿器
ハイブリッド式加湿器は、異なるタイプの加湿器を組み合わせて、欠点を補った高性能の加湿器になります。
本体価格は、高めになりますが、機能性が多く
消費電力を抑えたタイプの商品もあって、衛生的にも性能が高いのでおススメです。
ですが、加湿器を永く使っていくには、定期的なメンテナンスは必要です。
付随する便利な機能をチェック
タイマー機能
植物の環境のために加湿をしていて外出したり、就寝すると
過剰に加湿をしてしまう場合があります。
そんな時に自動で電源を消してくれる機能があると
加湿をしすぎずに結露などの発生を予防することが出来て便利ですよ
自動運転機能
自動運転機能がついている加湿器は、部屋の温度や湿度を計測して運転のモードを調整しますので
ある程度一定の湿度を保つことが出来て、植物にとっていい環境をつくってくれます。
加湿器用のおすすめ除菌剤
加湿器によっては、雑菌やカビが発生しやすく、こまめなお手入れが必要な機種もあり
除菌剤を水に薄めて使うことで、雑菌やカビの抑制することが出来ます。
植物にも雑菌がつくと害虫の発生や病気の原因になり枯れていくこともあります。
そこで、カビや雑菌の発生を抑えるための、加湿器用の除菌剤をご紹介いたします。
ただ、除菌剤を使えば、まったくお手入れしなくていいわけではありませんので、定期的なメンテナンスは行いましょう。
ご利用のされる時は、使用方法や使用上の注意をしっかりと確認して使うようにしてください。
最後に
常夏の地域が原産の植物にとって、日本の冬は厳しい季節で、気温が下がって成長が止まってしまったり、霜や雪で枯れていくこともあります。
低温だけでなく、乾燥も植物の葉を枯らしてしまい新芽も出ないので、枯れてしまったのかと思ってしまいがちですが
できる限り元気に育てていただく道具の一つに加湿器は便利です。
大切な植物たちを永く元気に育てていくためにぜひ活用してみてください