観葉植物や多肉植物の植替えはなぜ必要なのか?
観葉植物などは成長に伴って、鉢の中の根もどんどん伸びて鉢の中に根がぎっしり詰まってしまいます。
そうなると、うまく水分や養分を吸収することが出来なくなり植物がうまく育たたなくなってしまい最終的には枯れる原因となります。
なので、数年に一度、古い根を整理したり、大きく育てるために一回り大きな鉢に入れ替える作業が必要となってくるのです。
適切に、植え替えを行えば、植物の成長をずっと楽しめますし、インテリアに合わせて、鉢を変えてるなど楽しむことが出来ます
植替えはどんな時にした方がいいのか?
鉢底から根が出てきたら、鉢の中に根が詰まっている(根詰まり)状態です。
根が、水分や養分をうまく吸収できなくなってきています。古い根を整理して、一回り大きな鉢に植えてあげるようにしてあげましょう
鉢植えして2,3年経過したら、鉢底から根が出ていなくても植え替えをしましょう。
2,3年くらい経過したら、土のに配合されていた肥料の効果がなくなっていると思われます。
また土の粒が崩れてしまって、うまく水分や養分を吸収することが出来ない状態になっている可能性がありますので植え替えをしましょう
植替えの注意点
・植替えの時期を考える
観葉植物の植替えをするのに適しているのは、4月から9月上旬位の温かい時期が最も適しています。
植物の成長が止まっている、寒い時期に植え替えを行って根を傷つけてしまうと、新しい根がなかなか出てこずにそのまま枯れていく場合があります。
・植え替える鉢について
鉢のサイズは、大きすぎず、小さすぎず、一回り大きいサイズ位がベストです。
大きい鉢だと、根にしっかりと水が行きにくくなる場合があります。
小さい鉢だと、強引に根を詰め込むような形になり、根を痛めやすかったり、すぐに根が回ってすぐに植え替えをしなければいけなくなります。
植替え前に鉢のサイズは、確認しましょう!
植え替えに使う道具を紹介
植替えをする際に、必要となる道具を紹介いたします。
- スコップ
- 鉢底ネット
- 鉢
- 培養土
- 炭と軽石
- 園芸はさみ
- はし
植替えの手順を紹介
今回、100円ショップで見つけた、300円のザミオ・クルカスの植え替えをやってみたいと思います。
植えこむ鉢に、鉢底ネットを入れる
軽石と竹炭の砕いたものを入れる
鉢の底が見えなくなるくらい入れてください。竹炭を入れるのは独自のやり方で、植物の成長を促す効果があったり虫が近寄りにくくなるからです。
まず、もともと入っていたビニール鉢やプラ鉢の周りを軽く押していくと、土がほぐれて鉢から取り出しやすくなります
ビニール鉢から取り出したら、根と古い土をなるべく落とすために、軽くはしでほぐしてください。根っこをなるべく傷つけないようにゆっくりとやってください
新しい鉢に植物を立ち姿などバランスを考えながらおいてみる。
配置が決まったら、それを片手でキープして、土を入れる
ある程度土が入ったら、土を根に絡ませるためにはしで軽く真ん中の方に押しやる
鉢を回しながら、鉢の八分目くらいを目安に土を入れて、はしで中に入れていってください
【注】はしを差し込むときは、根を傷つけないように、慎重に軽くやること、
植物が斜めになったり立ち姿が崩れないことにも気を使って
土がしっかり入ったら植替え完了です
水やり
植替えが完了したらなるべく早く水やりをしてください。水やりは、通常水やりをするよりたくさん上げるようにして
細かい土をなるべく流してあげるようにしてください
下の穴から水が出て、最初は濁っていると思いますが、水が透明になるまで何度か上げるようにしてください
植替え後の管理について
植替えをすると、根を整理して切ったりしますので、植物にとってはストレスとなっています。新芽が出るまでは、なるべく環境を変えないで一定の場所において育ててください。
肥料は、植え替え後、1ヵ月くらい、もしくは新芽が出るまではあげないようにしてください。
逆効果で枯れる場合もあります。
新芽が出てきたら、比例して根っこも伸びて植物が動き出しています。
どんどん成長していってくれますよ!
植え替え後の成長
植え替えをして1ヶ月ほどで新芽が出てきました。
新芽が出てくるということは、同時に根が成長しているということですのでひとまずは、ひと安心です。
秋の植え替えでしたので、沢山は出てきませんが、春からさらに新芽がどんどん出てくると思います。