梅盆栽の育て方 水やりや置き場所 | 種類や風水について

梅盆栽は、耐寒性・耐暑性があり、盆栽の中でも育てやすい部類に入ります。

「盆」は鉢、「栽」は植物を意味していることから、盆栽とは単なる鉢植えではなく

植物と鉢を一つに調和させ、その美しさを楽しむものです。

近年は小さいサイズや寄せ植えなど、新しいスタイルが登場し、手軽に始めやすくなってきたので

年齢層の若い女性の方々にも人気が出てきていて

より身近に感じる事ができるようになりました。

新春を祝う花物盆栽として有名ですが、四季を感じるインテリアとしても、年中楽しめます。

梅についての詳細


学名:Prunus mume Sieb. et Zucc.
科名:バラ科
属名:サクラ
原産地:中国

梅は落葉小高木で、開花は12月~3月。品種や地域により開きがあります。

現代の花見といえば桜ですが、奈良時代には梅を鑑賞する梅見が主流だったようです。

花には甘く爽やかな芳香があり、形状は一重咲きや八重咲き、色は赤、白、ピンクとバリエーションが豊かで、観賞用は約300種、食用も含めると500種以上あるといわれています。

梅を大きく2つに分類すると、鑑賞用の花梅(はなうめ)と食用の実梅(みうめ)となり、

さらに花梅は、野梅系(やばいけい)、緋梅系(ひばい系)、豊後系(ぶんごけい)の3つに分類されます。

野梅系

原種の特徴を残し、多くの品種がこのグループに属します。

枝が細く、葉と花は比較的小さめで、とても良い香りがします。

野梅系はさらに野梅性(やばいしょう)・難波性(なにわしょう)・紅筆性(べにふでしょう)・青軸性(あおじくしょう)の4つに分類されます。

緋梅系

野梅系から変化したと言われています。

緋色(ひいろ)とは赤色の一種で、文字通り枝や幹の内部が、赤いことが特徴です。

葉は比較的小さく、花は紅色や緋色が多いのですが、花が白くても幹の内部が赤いものは、このグループに属します。

緋梅系はさらに紅梅性(こうばいしょう)・緋梅性(ひばいしょう)・唐梅性(とうばいしょう)の3つに分類されます。

豊後系

杏(あんず)との雑種で、枝はやや太く、葉は大きな丸葉で毛があります。

花は中~大輪で淡紅色、八重咲きが多く、香りは高くありませんがとても華やかです。

豊後系はさらに豊後性(ぶんごしょう)、杏性(あんずしょう)の2つに分類されます。

このように花梅にはたくさんの種類がありますが、盆栽には香りが高く、丈夫で育てやすい野梅系が人気のようです。

それぞれに特徴があるので、苗木を選ぶ時は、花が咲いている時期に購入すると、イメージしやすいでしょう。

その際、カイガラムシなど害虫がついていないか、病気がないかをよく観察するようにしてください。

育つ環境

置き場所

屋外で日当たりがよく、風通しがよい所においてください。

基本は屋外管理ですが、室内での鑑賞もできます。

ただし置いたままにする事は厳禁で、夏は3日、冬は1週間程度を目安にしましょう。

地面に直接置いていると、風通しが悪くなる、雨風により汚れる、病害虫が発生しやすくなる、雑草だらけになる、など生育に影響します。

またコンクリートや石の上は、照り返しの熱や冬の寒さの影響を受けやすいので、板や台の上に乗せてください。

室内では、エアコンの風が直接あたると、激しい乾燥がおきて、梅の盆栽が傷みますので避けてください。

ただしあ部屋の中が籠った状態だと、蒸れを起こしやすくなり、根腐れの原因や、コバエの発生になりますので

サーキュレーターで風を起こしてあげましょう

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室外では室外機の風が、直接当たらないように注意しましょう。

育て方

明るさ

日当たりがいい場所を好みます。

温度

年平均気温が7℃以上 耐寒性、耐暑性あり

水やり

水を好みますので、乾いてきたら、しっかりと水やりをしてください

鉢の底からしっかり水が出るのを確認するようにしてください。

春、秋は1日1回、夏は1日2回、冬は3日に1回が目安です。

蕾がついて開花するまでに水切れすると、花が咲かなくなりますので、注意してください。

鉢の大きさや土の表面の湿り具合、天候などを考慮し

土の表面が乾いた事を確認してから、鉢底から流れるように

たっぷりと水やりをすることが大切です。

鉢皿に溜まった水は捨てましょう。

肥料

夏を除く4月~10月は月1回の固形肥料、数回の液肥をやります。

6月から8月は花芽分化に影響する為、肥料を中止します。

油かすを発酵させた固形肥料、リン、カルシウムを含む液体肥料、骨粉などを使うとよいでしょう。

季節ごとの管理と注意点

花が咲き終わり、成長期に入ります。

明るい場所に置き、土の表面の乾き具合を確認してから

しっかりと水やりをしましょう。

花後は植替え、剪定の時期です。

花がら摘みをします。花をそのままにしていると、結実し樹の負担になります。

花の基部に小さい芽を持っている場合があるので

この芽を痛めないよう丁寧に取り除きます。

芽摘みをします。樹形作りの為、葉が1枝に6~7枚ほどついた頃

4~5枚を残して先端の芽を摘み取ります。

本格的な成長期です。水切れしないように注意しましょう。

夏の直射日光は、葉焼けの原因となりますので、日よけの下で管理します。

鉢底から根が出ていたり、水はけが悪い場合は、植え替えをします。

特に若木は根の張りが早く、根詰まりしやすいので、よく観察してください。

霜よけし、鉢の中が凍らないようにします。

植替え

花後すぐに植替えます。

この時期以外では9月中旬~10月中旬、この時期を逃してしまった場合は、次の花後まで待ちます。

若木はできるだけ毎年、老木は2~3年に1回植替えるようにします。

また鉢底から根が出てきた、水はけが悪くなった場合も植替えが必要になります。

用土は水はけが良く、有機質の多い土が適しており、

赤玉土と砂を8:2で混ぜ合わせたものに、完腐葉土や樹皮堆肥を全体の1割ほど加えるとよいでしょう。

老木は赤玉土のみでもかまいません。

剪定方法

“桜伐(き)る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿、という諺(ことわざ)があるように

放っておくと急速に枝が伸び、樹形が乱れていきます。

梅は枝を切ることで枝数が増え、花つきが良くなりますので、必ず剪定をしましょう。

剪定は、若枝の葉芽を2つ残して切り詰めます。

よく観察すると、花芽は丸みがあり、葉芽はとがっている事が分かります。

落葉し、枝が見えやすくなっている花後に行うとよいでしょう。

枯れる主な原因と対策

乾燥

水やりを忘れた、想定以上に乾燥してしまったと、いう事はよくあります。

季節や天候によって回数を調整する事、鉢底から流れるまで水やりをする事を意識しましょう。

根腐れ

梅は水を好みますが、やり過ぎは根腐れの原因となります。

水やりは土が乾いているか確認する事、鉢皿に水を貯めない事が大切です。

肥料

小さな鉢の中で育てる盆栽は、肥料が多すぎたり、成分を間違えたりすると致命傷になります。

与える時によく確認する事はもちろんですが、毎日観察し、異変に気付く力をつける事が大切です。

置き場所

日当たりと風通しの悪い場所に置くと樹勢が弱り、病害虫が発生しやすくなります。

できるだけ屋外で管理しましょう。

害虫対策

アブラムシ類やカイガラムシ類などの吸汁性害虫がつきます。

アブラムシは小さく見逃しがちです。

葉の裏までよく観察しましょう。

花言葉

忠実、気品、高貴、高潔など多くの花言葉があり、さらに赤は優美、白は澄んだ心、ピンクは清らかなど、色毎に別の花言葉もあります。

風水

幸運と長寿の象徴で、最も格の高い花とされています。